皆さんこんにちは!
株式会社華藤、更新担当の中西です。
新人が伸びる現場、辞める現場 造園の技術を次世代につなぐために
造園の仕事には、長い経験の中で身につく技術がたくさんあります。
木の種類を見分ける。
枝の流れを見る。
剪定する場所を判断する。
季節に合った手入れをする。
道具を使い分ける。
お客様の希望を形にする。
こうした技術は、一日や一週間で覚えられるものではありません。
そのため、造園会社にとって新人をどのように育てるかは、とても重要なテーマです。
新人が少しずつ成長する現場もあれば、仕事を覚える前に辞めてしまう現場もあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、造園業における新人育成について考えてみます。
★最初は植物の名前が分からなくても当然
造園の経験がない新人にとって、現場は知らないことだらけです。
木の名前。
道具の名前。
剪定方法。
植え方。
掃除の仕方。
現場での動き方。
先輩にとっては当たり前でも、新人には分からないことがあります。
例えば、
「この木を軽く透かして」
と言われても、初心者には何をすればいいのか分からないでしょう。
だからこそ、最初は一つずつ具体的に教えることが重要です。
「それくらい分かるやろ」
ではなく、
「最初は分からなくて当然」
という姿勢が新人の安心感につながります。
➡“どこを切るか”より“なぜ切るか”
剪定を教えるとき、
「この枝を切る」
だけを教えることもできます。
しかし、それだけでは別の木で同じ判断ができません。
なぜこの枝を切るのか。
なぜこちらは残すのか。
風通しを良くするためなのか。
樹形を整えるためなのか。
成長後を考えているのか。
こうした理由まで説明することが大切です。
造園は、毎回同じ形の木を扱う仕事ではありません。
だからこそ「作業」を覚えるだけではなく、「考え方」を学ぶことが必要です。
⚒まずは基本の仕事を丁寧に
新人にいきなり難しい剪定を任せる必要はありません。
まずは、
✅ 道具の名前を覚える
✅ 枝葉を集める
✅ 現場を清掃する
✅ 道具の手入れを覚える
✅ 先輩の作業を見る
など、基本的な仕事から始めます。
一見すると地味に感じる作業も、造園の仕事を知るうえでは重要です。
枝を集めながら剪定の流れを見る。
道具を準備しながら使い分けを覚える。
少しずつ現場全体が見えるようになっていきます。
☺質問できる雰囲気をつくる
新人が成長しやすい現場では、
「分からないことを聞ける」
という共通点があります。
同じことを聞いたら怒られそう。
忙しそうだから声を掛けられない。
こんな初歩的なことを聞いたら恥ずかしい。
新人は意外とこう考えています。
しかし、分からないまま作業する方が問題です。
特に刃物や機械を扱う仕事では、安全面にも関係します。
だからこそ、
「分からなかったら聞いて」
と言うだけではなく、実際に質問しやすい雰囲気をつくることが大切です。
⚠危険なことはしっかり教える
造園では、剪定ばさみやのこぎり、草刈機などを使用します。
また、脚立を使って高い場所で作業することもあります。
そのため、安全に関する教育は非常に重要です。
危険な行動をした場合は、すぐに止める必要があります。
ただし、
「危ないからやめろ」
だけで終わらせず、
なぜ危険だったのか。
どうすれば安全なのか。
次から何に注意するのか。
まで伝えることが大切です。
怒られた記憶だけではなく、安全についての知識が残る指導が必要です。
★先輩の仕事を見せることも教育
造園の技術には、言葉だけでは伝えにくい部分があります。
枝を見る。
木全体のバランスを見る。
少し離れて仕上がりを確認する。
そうした先輩の動きを見ることも、新人にとって大きな勉強です。
ただし、
「見て盗め」
だけではなく、
「今どこを見ているのか」
を言葉にしてあげると、より理解しやすくなります。
例えば、
「ここから見ると右側が少し重いから、この枝を整理する」
と説明すれば、新人も職人がどこを見て判断しているのか理解できます。
✅できるようになったことを伝える
新人教育では、できないところばかり指摘してしまいがちです。
しかし、成長した部分を伝えることも大切です。
「掃除きれいになったな」
「道具の準備早くなったな」
「枝のまとめ方うまくなったな」
「前より木全体を見られるようになったな」
こうした一言が、自信につながります。
技術職では一人前になるまで時間がかかります。
だからこそ、
「前よりできるようになった」
と本人が感じられることが、続ける力になります。
⚖人によって言うことが違いすぎないようにする
職人によって剪定の考え方や仕事の進め方が違うことはあります。
それ自体が悪いことではありません。
しかし、新人にとっては、
Aさんにはこう教わった。
Bさんには違うと言われた。
となると混乱します。
特に、
安全ルール。
道具の扱い。
お客様への対応。
会社として大切にする基本。
こうした部分については、一定の基準を共有しておくことが重要です。
☕日常の声掛けが定着につながる
忙しい現場では、新人とゆっくり話す時間が取れないこともあります。
それでも、
「慣れてきた?」
「分からないことない?」
「今日はどうだった?」
と少し声を掛けるだけでも違います。
新人側から相談するのは意外と勇気が必要です。
先輩から声を掛けることで、小さな悩みを早めに知ることができます。
人間関係が良いというのは、いつも仲良く話していることだけではありません。
困ったときに相談できることが重要です。
⭐新人を育てることは造園の技術を残すこと
造園には、長い時間をかけて受け継がれてきた知識や技術があります。
植物を見る目。
季節を読む感覚。
剪定の判断。
お客様への提案。
こうしたものは、経験者から若い世代へ伝えていかなければ残りません。
新人を育てるには時間がかかります。
自分でやった方が早い。
そう思うこともあります。
それでも、
教える。
見せる。
やらせてみる。
確認する。
少しずつ任せる。
この繰り返しが職人を育てます。
私たちも、造園の技術を大切にしながら、新しく入った人が安心して学び、長く活躍できる環境づくりを大切にしていきます。
株式会社華藤では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
